ベルギーで銀行口座を開設するまで(2019/留学生向け/BNP Paribas fortis)

ベルギー入国後、銀行口座を開設するまでの流れ。若干記憶があやふやなところもあるので、実際の体験談としてご参考ください。

[box04 title=”執筆者スペック”]
  • 留学生。ナミュールの音楽院に2019年9月より在籍、合格証明書を受取済み
  • 長期学生ビザ(タイプD)取得済み
  • 8月末にベルギー入国
  • 銀行口座開設手続き時点でアパート入居済み
  • 仮滞在許可証も取得済み
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ベルギー銀行口座(BNP )Paribas fortis開設に必要だったもの

BNP Paribas fortisという、フランス系列の銀行で開設しました。ベルギーだとINGも大手ですが、なんとなくGoogleMapの店舗口コミを見て選ぶ。あとになって、大家さんに「BNPの方が(INGより)いいと思うよ」と言われました。理由は謎。

[box04 title=”①普通口座開設に必要だったもの”]
  • パスポート
  • 仮滞在許可証(ただし、開設から3ヶ月以内に正規の滞在許可証の提出が必要)
  • 入学証明書
  • ベルギーでの滞在住所
  • ベルギーでの電話番号
[/box04] [box04 title=”②Garantie Locativeに必要だったもの”]

(①に加えて?)

  • 賃貸契約書
  • 大家さんのID?
[/box04] [box04 title=”できたこと”]
  • 銀行口座開設
  • Location開設
  • キャッシュカード(バンコンタクト)GET
  • プリペイドカードもGET
  • 住居保険と市民保険加入
[/box04]

ベルギー銀行口座開設までの流れ・承前

銀行口座開設の手続きを始めたとき、

ベルギー入国→ホテル滞在中に仮滞在許可証取得→予定より早くアパートに入居できた→銀行口座開設へ

という状況でした。口座開設、キャッシュカード取得までは楽天のデビットカードで生活してました。話が逸れるけど、海外留学・移住する人は日本の銀行口座のデビットカード作っておいた方がいいです、マジで。安心度が違う。

それから、運がよかったのかもしれませんが、銀行口座開設は滞在許可証に比べたらちょー簡単でした。まず何はともあれ仮滞在許可証をGETしましょう

https://ayako-kato.com/belgique_id

ベルギー銀行口座開設までの流れ①アポイントをとる

BNP Paribasのホームページからアポを取ろうとするも、よくわかんなかったので直接支店へ行ってみる。

すると運がよかったのか、親切な受付さん、その場で「いついつ来てね」「この書類を用意してね」とアポを取りメモを渡してくれたので、指定の日時にお邪魔することに。ベルギーの警察とは大違いである。

ベルギー銀行口座開設までの流れ②銀行にて面会・手続き

面会へ。承前にて記載した必要書類・情報を揃えて、ひたすら銀行員さんと相談しながらその場で手続き。携帯電話番号は買いたてほやほや、新品未開封のSIMカードの番号を記入しました。あとはひたすら、サインとかサインとか。

私は学生であることを証明し、学生向けのプランにしてもらいました。口座の有効期限の説明なんかも受けました。結局、この時できたことは、

  • 銀行口座開設とキャッシュカード(Bancontact)の申請
  • 保険加入

以上の2つ。日本でいう敷金・礼金を振り込んでおく、凍結口座Garantie Locative(ブロックアカウント)なるものがあり、そちらはこの時点では開設できなかった。ただ、大家さんも「Locativeは急がない」といってくれたので、銀行口座が無事開設されたのちに開設することに。後述。次回のアポ予約も取る。この時、Bancontactの利用や設定に必要なカードリーダーも受け取ったと思います。

ベルギー銀行口座開設までの流れ④キャッシュカード(Bancontact)が届く

そんなわけで待つことだいたい1週間。口座開設申請時に登録した住所に、晴れてキャッシュカード、Bancontactが届きます。

あとは申請時に説明された電話番号に電話し、キャッシュカードの暗号番号を設定。……ぶっちゃけよくわかってなかったので、次の面会時に銀行員さんと一緒にやってもらいました。

これで晴れてキャッシュフリー・手数料フリーの生活ができるように。入金引き下ろしも自由自在。銀行口座は結構あっさり開設できました。カードの使い方は付録にて。

付録①保険加入について

Mutuelle、つまり医療保険とは別の話。

二つの保険に加入しました。一つは火災盗難含む住居保険、これはもう大家さんとも話していたので確定だったのですが、二つ目のResponsabilité Civile Familialeという保険。

例えば、私が誰かを傷つけちゃった場合に効いてくれる保険のもよう。任意でしたが入りました。いずれの保険も、月払いかまとめてか、毎月何日引き落としか、なども選べました。

付録②ブロックアカウント(Garantie Locative)口座開設について

フランス語超弩級初心者だった私は、大家さんに必要事項を書いた書類を用意してもらい(まじ大家さんありがとう)、それを手渡し。もしかしたら大家さんのIDとか口座情報とか必要なのかもしれぬ、この辺本当にあやふやなので銀行ないしは大家さんに聞いてみてください。

最初の面会から1ヶ月近く経った日の面会で、賃貸契約書と保証金を再度持参。その場で開設し入金も行いました。ちなみに、1ヶ月近く空いたのは、たまたま銀行員さんがお休みとったり、私がちょうど学校の始まる時期だったりしたためです。

ベルギーの銀行口座(BNP Paribas fortis)あれこれ

Bancontact利用にはカードリーダーが必要

暗証番号の設定、ネット通販や送金、そのほか各種設定の際、Bancontactをカードリーダー的な機械に差し込んで、指示に従って利用します。日本のように、カード情報だけ埋めて1clickで買い物とはいかない模様。安心。

さすがに普段、店頭で買い物するときは普通のクレジット・デビットカードと同じように、暗証番号ないしはサインのみでOKです。

アプリあるいはインターネット経由でなんでもできる

PNB Paribas fortisの口座には専用のアプリがあって、基本、このアプリで入金送金もできます。つまり、月々の家賃光熱費の自動支払い、学費送金なんかもスマホで設定できちゃうわけです。海外送金だと話は別になってくると思いますが。

インターネットサイトからは口座開設、プリペイドカード申請(後述)などもできます。もしかしたらGarantie Locativeもネットから開設できたのかも……

とはいえ、口座開設、カード申請などは、慣れていないうちは銀行員さんとアポとってちゃんと確認しながらやるに越したことはないと思います。

ちなみにこのアプリ、スマホの地域情報をベルギーにしておかないとダウンロードできません。入国したらチャチャっと変えておきましょう……

プリペイドカード

Bancontactは基本万能ですが、ネットを経由した支払いに難があるらしい、理由も説明してくれましたがよくわかんなかったので、とりあえずおすすめされたプリペイドカードを作成。

この時もプリペイドカード用の口座を作りましたが、これは簡単。自分でインターネットからできると思います。ちなみに、届いたはいいものの、いまだに使ったことがない。