どうもこんにちは。加藤綾子(@akvnimp)です。
きょうはちょっとした事件があったので、書かずにはいられませんでした。
犬の話です。やや汚い描写があるのでご注意くださいませ。
今朝のできごと。
うちには引き取って一年半経つ雑種・オス・推定3歳のビビリ犬がいます。
このビビリ具合がシャレになりません。
うちに来るまで、保護団体さんとこでは「脱糞王子」というあだ名がついていたほど、びびるびびる漏れる漏れる。
はじめてうちに来た時も、母親に抱えられたままおしっこぶしゃー。
散歩に慣れないうちは、知らないおじちゃんが話しかけてきただけでぶしゃー。
「ああ、うちにじゅうぶん慣れてきたな」と思えるようになってきたのもここ半年ほど。
わたしと遊んだりお散歩仲間と遊んだりできるようになるまで一年以上かかりました。
尻尾がはじめて立つまでにも、半年はかかったかなあ……。
きょうもきょうとて、台風一過の直後、すっかり晴れた青空。
朝はやく目が覚めて、「きのうはお散歩行けなかったけど、きょうは行けるかな」とかぼんやり考えていたら、ベッドの下からなにやら不穏な物音が。げろげろ。
そう、げろってました。
うちのこがげろげろ。
犬って、「げえげえ」言うこと自体はよくあるんです。
きょうも「あ、いつものかな」と思ったけれど、それにしてはずいぶん派手だし長い。
しばらく様子を見守るも、30分、1時間経ってもおさまらない。
胃の中身は出てこなくて、白い粘液(たぶん胃液)だけを吐いてしまう様子。
ネットでぐぐると、情報がいろいろありすぎてよくわからない。
(ちょっと、これはまずいかも……)と冷や汗が出る我が家。一軒目の動物病院が開く時間にダッシュ。
点滴も打ってもらって、「夕方になってもまだおさまらなければ連絡ください」とのこと。
とりあえずこれでひと安心――かと思いきや、点滴の薬が効き始めるはずの2、3時間が過ぎてもまだよくならない。
間の悪いことにきょうは祝日。
どこの病院も午後には閉まってしまう。一軒目の病院も電話には出てくれると言ったけれど、それで解決しなかったらどうしよう……?
いぬの胃腸問題はたいへん。
ペットの「異物の誤飲」。
よく聞く問題ですが、場合によっては大事に至ることもあるそうです。
特にひも状のものなんかは、腸に詰まってしまうと排出できなくて、そのまま傷つけてしまうこともある。
うちのこは我が家に来た当初、ストレスからかぬいぐるみの尻尾を飲み込んでしまい、吐いたことがありました。
今朝も家じゅう欠けたりかじられたりした跡がないか調べたのですが、とくにはない。
このまま夕方まで待つか、それとも別の意見を求めるか。
このへんで、我が家のげろげろ具合も頂点に。
すがるように二軒目の病院へ。たのむぜセカンドオピニオン!
ごめんねれんれん。
しかし、このへんでなんだか妙な様子に気づいてました。
実は一軒目の病院に行く途中、いつものお散歩仲間にたまたま会ったのですが、うちのこ、ともだちの姿を見るや否やげろげろが止まったんです。
そのときは「うれしかったのかな」程度だったんですが、二軒目の病院でも、待合室にいるあいだやけに落ち着いている。
先述したとおり、うちのこはほんとにビビリ犬で、病院なんぞ行こうものならひんひん泣いて止まりません。
それが、具合の悪いきょうに限って落ち着いていて、待合室に来るいぬ来るひと、みんなにくんくん鼻を近づけて挨拶までしている。堂々としたもんですがヨダレは垂らさないでほしい。
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どうやら誤飲ではなさそう? でも、だとしたら何なんだろう。
ていうか、まさか仮病じゃないだろうな。
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そうこうしているうちに、ようやく診察へ。
すでに点滴を受けていること、まだ効き目がないこと、などを先生に説明していると、
「きのう、なにか変わったことはありませんでしたか?」
と先生。
「台風が来てたので夜通しこわかったみたいです。あと、うちを大方付けしてました」
すると先生からこんな答えが。
「あー、じゃあストレスですね」
………………はい?
ほんとごめんれんれん。
断捨離断捨離シャリシャリしまくってなんとかレッスン室っぽいスペースが確保できました。気持ちイイー!
— 加藤綾子 (@akvnimp) 2017年9月17日
そうなのです。
昨日のこと。
まるっと一日おやすみが取れたわたしは、我が家をホームレッスン開講用に魔改造すべく働いておりました。
練習室と自室を行ったり来たり、
もはや着ることのない衣類だとか読むことのないマンガだとか、
はては長男の残していった遺産(マンガ・CD・フィギュアetc…)だとかを、ひたすら断捨離ってました。
で、うちのこは基本、わたしの部屋にいます。
正確にはわたしのベッドの下、衣類が詰め込んであるクローゼットの前に寝床を作ってます。
つまり。
昨日一日、うちのこは、
「どったんばったん開いたり閉じたりするクローゼット」とか、
「おねえちゃんが容赦なく積み上げる衣類の山」とか、
「おねえちゃんが容赦なく縛り上げる本の束」とか、
「おねえちゃんが容赦なくどけてしまったぼくの寝床」とか、
我が家の天変地異を目の当たりにして、順調にストレスをため込んでいたのでした。
しかもおねえちゃん集中力がないので、片付けの途中アニキのマンガとか読みふけってました。まじごめん。でもみんなあるよね? そういうこと。ない? ないですか?
しかもしかも、そこへトドメの台風襲来。
踏んだり蹴ったりだったうちのこは、気も休まらずノックダウン状態だったところにさらなるボディブローを食らい、朝っぱらからグロッキーになっちまったのでした。解決。
いやほんとまじでごめんれんれん。
そして、これを書いている午後9時半。
飲み薬も錠剤も、お利口に飲んだうちのこ。
まだちょっと元気がないけれど、げろげろも治まり、晩ご飯もそこそこ食べ、リビングにも出てくるようになりました。
ついでに、二本足立ちしてわたしのベッドに足をかけ、あたかも「ベッド上げてくれなきゃストレスたまっちゃうぞ☆」と言わんばかりの顔で見上げてきます。それとこれとはべつです。
そんなわけで、犬を飼っているみなさん。
うちはとりわけビビリだったけれど、そうでなくても、ストレスを与えすぎないよう気をつけましょう。
あーほんとびっくりした。
うちのこについてはいろいろ思い出があるので、また書くことがあるかもしれません。
これからもよろしくな、れんれん!