スポンサーリンク
どうもこんにちは。
加藤綾子(@akvnimp)です。
これを書いている、2017年10月14日の14:20現在。
都外某所の、とある防音室内で、わたしはひとり、パソコンと向き合っています。
ほんとに静かです。
「音楽をやっている人間って、案外、静寂に無関心なんじゃないかしら」
そんなことを考えるくらい、とっても静かです。
廊下の談笑と、防音材がきしむ音と、パソコンの駆動音と、自分がキーボードをたたく音だけが聞こえます。
それだけ聞こえれば十分なんじゃないか、という気もします。
でも、たったそれだけの音を探すのに、わたしの耳はけっこうな努力をしました。
ひとつひとつは、ほんとに些細で小さな音なんです。
スマホも、家に置いてきちゃいました。通信機器はこのパソコンだけ。電波は頼りないWi-Fiだけ。
と、ここまで書いたところで、廊下にいたひとたちはどこかに行ってしまいました。
普段、音に触れ、液晶画面を眺め、うんざりするほどの情報に触れているのが音楽家、もとい現代人です。
スマートフォンがない生活なんて、もう考えられないですよね。
だからこそ、こんなふうに「静寂」と向き合う時間って、案外、大事なことなんじゃないでしょうか。
自分の部屋でごろごろしてたって、こんな「静寂」に包まれることってなかなかないです。
音楽をやっている人間だからこそ、「静寂」と向き合う時間って大事なのかも。
意識して「静寂」を作る必要があるのかも。
そんなことを考えている、2017年10月14日の14:34です。