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ヴァイオリン

手首、脱力、肘の高さ……ヴァイオリンの右手で気になる8つのチェックポイント

こんにちは。

加藤綾子(@akvnimp)です。

 

きょうは、きれいなボウイングのために心がけると良い、右手のチェックポイントをまとめてみました。

「ボウイングがうまくいかない」」「正しいボウイングってどういうこと?」というあなた。ぜひ、参考にしてみてください。

弓が弦に対してまっすぐになっているか

わかりやすいようでわかりにくい。弦に対して、弓がきちんと垂直になっているかどうかという話。以下は悪い例です。

慣れないうちは、録画や鏡を見ながら、開放弦を練習してみましょう。

慣れてきたらだんだん目の前の弦と弓の接地面を見て、正しい角度を覚えましょう。

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どんなに薄い音・ppのときでも、弓の毛がきちんと弦に吸い付いているか

オーケストラでは、「ここはppで!」と言われると、弓の毛一本、どころかもっともーーーっと薄い音を求められたりします。

 

でも、それはあくまでオーケストラ内でのこと。

基本的には、たとえどんなに薄い音色・音量であっても、弓が弦に吸い付いていなくちゃいけません。

 

また、誤解しやすいのがモーツァルトやフランス音楽を演奏するとき。

これらの作品は「空気を含んだような音色」をイメージする方も多いと思いますが、だからといって弓スッカスカじゃいけません。

むしろ、そういう音楽こそ弓の毛の触感を繊細に。

 

弓の毛がきちんと弦をこすっているかどうかは、よい音のキモです。

右手がきちんと脱力できているか/力が入りすぎていないか

親指がカッチンコッチンになっていたり、必要以上に指が曲がっていたり、手首が動かなかったり……

ヴァイオリンの弓を持つ右手は、「卵を包むような」形が理想です。

弓を持って、落とさない程度の力でじゅうぶん。

 

これがうまく脱力できていないと、手首や指先が使えなくて、弓の返しのたびにいちいち音がブツ切れになったりします。

特にわたしが苦戦しているのは小指。

弓元にきたとき、右手が脱力できていないと、小指にきちんと重みがかからないんですよね。そうして人差し指に弓ダコができるわけです。

▶関連記事「「弓ダコ」は赤信号!正しいヴァイオリンの弓の持ち方

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肘の高さは適切か

高すぎてもいけないし低すぎてもいけない。

A線とG線では全然高さも違う。

先ほど書いた通り、弓の毛がきちんと弦に吸い付くのに適した高さをみつけましょう。

楽器の向きは適切か

「どうしてもボウイングがうまくいかない!」というときは、案外、楽器の向きがあっていなかったりします。

右手とはちょっと違いますが、行き詰まったら身体全体を見直してみてくださいね。

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肩は上がっていないか

肘をあげたりするうちに、うっかり肩も上がってしまうことがあります。

が、これは全く必要ない動き。肩に力がはいると、当然、右手にも力が入って、柔らかな動きが難しくなってしまいます。

これも鏡でチェック。慣れてくると、すぐ「肩が上がってる!」と気がつくようになります。

常に背中→肩→腕→肘→手首→指先の順番で動いているか

わたしは昔から、

「手首や指先が使えてない」

と言われ、じゃあどうすればいいのかと手首や指先ばかりに意識を向けた結果、肝心のボウイングの動きがわからなくなってしまいました。

 

右手は「弓のまっすぐな動きを妨げない」ことが基本です。

そのためには、背中→肩→腕→肘→手首→指先という流れを崩してはいけません。

「手首や指先が使えていない」からといって、手首や指先だけが動いたり、先行してしまっては元も子もありません。本末転倒です。

本当にいい音が鳴っているか

なんやかんや書いてきましたが、最後、頼りになるのはあなたの耳です。

目で見た右手・弓の形よりも、まず、あなたの耳があなたの音を客観的に捉えているかどうか。

今鳴っている音は、あなたの求めている音と同じか。違うとしたら、どう違うのか。

 

まずは音があり、耳があって、それから、右手なり左手なりを調整するわけです。

どんなときも、あなた自身があなたの音を「聴く」ことを忘れないように。

▶音を「聴く」ことについてはこちら。「『聴く』ことと『聞こえる』ことってぜんぜん違う!周りの音を『聴く』ために心がけたいこと。

まとめ

というわけで、「ヴァイオリンの右手で気になる8つのチェックポイント」なのでした。

ちなみに、わたしも絶賛修行中です。今回の記事は、半分は自分のために書いています。

 

右手の練習をしたいときは、普通の楽曲を演奏しながらでもよし、練習曲を選ぶもよし、開放弦を弾くのもよし。

練習曲なら、セヴシック作「40の変奏曲 作品3」がオススメです。

▶関連記事「イカした『ヴァイオリン教本』5冊を紹介するぜ!初心者〜上級者まで、基礎練習のお供にはこいつらだ!

 

それでは、また。

一緒にきれいなボウイング目指してがんばりましょう。

 

▶そのほか、ヴァイオリンの演奏法についてお困りの方は、こちらのまとめからどうぞ。「「ヴァイオリン」「クラシック音楽」について知りたいひとのための記事・まとめ

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ABOUT ME
加藤 綾子
フリーランス音楽家という名のフリーター。 後ろ向きだっていいじゃない 人間だもの あやこ という意識の低さで生きている。ヴァイオリン演奏・ライティングなど、お仕事のご連絡はこちらにお願いいたします。ayakokatovn@icloud.com
室内楽演奏会「Endor」開催

「モーツァルトへの手紙」をテーマに、モーツァルト作曲の室内楽曲、そしてオーボエ四重奏のための完全新作「Endor」(エン・ドル)を初演いたします。

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