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なんだか面白い、ヘンな図鑑のおすすめ4選。変形菌から古い建物まで

世の中には、どーしてそんなヘンなものを集めようと思ったのか、そもそもこれは図鑑なのかがわからない、なんだか面白い、ちょっと変わった図鑑がたくさんある。

というわけできょうは、個人的に「なんだか面白いよ」とおすすめしたくなる図鑑を集めてみた。

森のふしぎな生きもの 変形菌ずかん(川上新一著)

まず、

「変形菌って何よ?」

という方が圧倒的に多いと思う。

こちらはもちろん図鑑なので、色々詳しいことが書いてあるのだけれど、ネタバレしてしまうとまあアメーバみたいなもんである。

でも、これが写真を見てみると、キノコみたいだったりカビみたいだったりホウキみたいだったりカビだったり、よりどりみどりな世界が広がっている。この図鑑を開くだけで、何気無く歩いているあの道とかこの道の見え方が変わってくると思う。

 

ちなみに、わたしが変形菌を知ったきっかけはこちらの写真集。

図鑑だと重たくてかさばるけれども、こちらの写真集は結構コンパクトなので気軽に手に取りやすいのもマル。「いきなり菌類はちょっと」という人には、割とキレイ目・インスタ映えっぽいこちらもおすすめである。

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日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑(中島淳著)

ある朝、食卓の上にでかいうなぎが乗っかっていたので、「これはなに」とそこにいた父に聞くと「ドジョウの図鑑だ」と言われた。

というわけで、世にも珍しいドジョウの図鑑である。しかもでかい。

初めての図鑑!

 

日本にこれだけのドジョウがいたことにもびっくりだし、一冊の本の中にこれだけ「ドジョウ」というワードが詰め込まれ、ゲシュタルト崩壊することにもびっくりである。読んでいるとうな重が食べたくなる、そんな美味しい図鑑である。

 

というのは冗談で、割とガチの図鑑なのでとても勉強になる。

日本古来から生息し進化してきたドジョウは、現在、絶滅危惧種に指定されている種が複数あるという。アユモドキとか。

この図鑑には、そんなドジョウの魅力と重要性が詰まっている。図鑑としてのクオリティはめっちゃ高い。

 

ドジョウの骨格・解剖図はもちろん、民俗学的な情報も多数。日本とドジョウの深い関わり、ドジョウ食に安木節まで、父は少年の心でドジョウすくいに繰り出し、娘はただひたすらうな重食べたい。

東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集(マテウシュ・ウルバノヴィチ著)

もはや図鑑じゃない気もするけれど図鑑ということにしよう、谷中とか上野とか、日本都内の古い町並みを特集した画しゅ、図鑑である。

ノスタルジーで味わい深い絵が心に沁みる。イラストレーターのマテウシュ・ウルバノヴィチさんはポーランド人出身なのだが、日本特有の古い建物が大好きらしく、「あ、本当に好きで描いてるんだなあ」となんだか愛おしくなること間違いなし。

 

ちなみに、中にはすでに閉店してしまったり、なくなってしまったためにマテウシュさんが描き足している建物もある。ちょっとせつない。

マテウシュ・ウルバノヴィチさんのTwitterはこちら。→@gommattjp

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植物図鑑(東信/椎木俊介著)

すみません図鑑とか嘘。ただの写真集です。

でも、めちゃくちゃきれいでボリューム満点なので、ぜひ本棚に一冊ブッこんで見て欲しい。なにせキャッチコピーが”一万本の花束をあなたの本棚に”である。

地味に索引も充実しているので、図鑑としての機能も十分果たしてくれる。ほんとにおすすめ。

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おまけ:へんないきもの(早川いくを著)

ところで、「ヘンな図鑑」ブームの火付け役といえば、早川いくを著「へんないきもの」だと思う。

あまりにも有名すぎたので割愛したけれど、いま読んでもやっぱり面白い。「フクちゃん」「エイリアンのモデル」「ウルトラマンボヤ」などなど、名生物・名言多すぎである。

コラムをカットした1・2巻合本なんかも発売しているので、今から読む人はそちらを選んでも良いかもしれない。

 

というわけで、ストレス社会で闘うあなたに、ヘンないきもの、そしてヘンな図鑑を。

それでは、また。

ABOUT ME
加藤 綾子
フリーランス音楽家という名のフリーター。 後ろ向きだっていいじゃない 人間だもの あやこ という意識の低さで生きている。ヴァイオリン演奏・ライティングなど、お仕事のご連絡はこちらにお願いいたします。ayakokatovn@icloud.com