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【演奏会】10月23日(月)《Märchen》のおしらせ

“やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、

今迄流れてもいなかった川床に、水は

さらさらと、さらさらと流れているのでありました……”

―中原中也『一つのメルヘン』より

 

【Märchen】詳細

 

10月23日(月)
open/19:00 start/19:30
¥3,000(+1drink)
King’s bar vignette
ヴァイオリン:加藤綾子
ピアノ&エレクトロニクス:石川潤
ダンス&ペインティング:Risako Ishikawa

普通のコンサートやライヴより、もっと刺激が欲しいあなたにもおすすめです。

 

▶︎こちらはリハーサルの模様です。

 

今回のタイトルについて

即興演奏の本番を作るとき、いつも考えることがあります。

それは、「どんなタイトルにするのか」。

とりわけ今回は、VnとPf、そこに電子音響楽器、さらには「踊りながら描く」ダンサーもいらっしゃいます。

 

「即興演奏のコンサート」にしたって濃ゆいです。

 

なので、単に「即興演奏会」とするにはもったいない。

三者三様せっかく個性的な面子が揃っているのだから、なにか相応しいタイトルが欲しい――

 

某バーガー店でわたしはバーガー、おふたりはコーヒー飲み飲み、打ち合わせたさい、それぞれスマホをぽちぽちしながら、あーでもないこーでもないと話しておりました。

 

 

はじめ、「3人」ということに拘って「3」がつくようなタイトルを模索していたのですが、どうにもしっくりこない。ぶっちゃけダサい。

そうしてぶち当たったのが、中原中也の詩でした。

 

中原中也『一つのメルヘン』とは?

以下、詩の全文の引用になります。

 

秋の夜(よ)は、はるかの彼方(かなた)に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射しているのでありました。

陽といっても、まるで硅石(けいせき)か何かのようで、
非常な個体の粉末のようで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもいるのでした。

さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでいてくっきりとした
影を落としているのでした。

やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄(いままで)流れてもいなかった川床に、水は
さらさらと、さらさらと流れているのでありました……

 

参考

一つのメルヘン中原中也・全詩アーカイブ

 

中原中也の詩は、どれも言葉で遊んでいるような、不思議で怪しい雰囲気が漂っています。

「3人でひとつのものを作るのだ」という意識が我々のなかにあったから、「一つの」メルヒェンというその詩が目に留まったのでしょう。

 

即興演奏に馴染みのないかたにとっては「ちょっとこれはいきなり濃そうだなあ」と思われるやもしれません。

が、そうではないのです。

即興演奏は、もともと濃ゆくてかっこいいもんなのです。

 

【Märchen】詳細

そんなわけで、【Märchen】です。

 

 

10月23日(月)
open/19:00 start/19:30
¥3,000(+1drink)
King’s bar vignetteVN.加藤綾子
PF & ER.石川潤
DANCE.Risako Ishikawa

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