ヴァイオリン・即興演奏の個人レッスン申し込み受付中!

『聴く』ことと『聞こえる』ことってぜんぜん違う!周りの音を聴くために心がけたいこと。

こんにちは。

ヴァイオリン奏者・加藤綾子(@akvnimp)です。

 

即興演奏にしろ、クラシックにしろ、どんな音楽でも「相手の音を『聴きなさい』」と、よく言われますよね。

じゃあ、そもそも『聴く』って、どんな状態を指すのでしょう?

 

きょうは周りの音を『聴く』ことについて、主に即興演奏を例に挙げて掘り下げていきます。

『聞こえる』と『聴く』の違い

「『相手の音を聴け聴け』って、ちゃんと聞こえてますよ!

というお声もよく聞きます。

ところが、相手の音が『聞こえる』ことと、相手の音を『聴く』ことは、実はぜんぜん違うのです。

 

・『聞こえる』とは、相手の音は耳に入ってきているけれど、それに対してとくに反応していない状態。

・『聴く』とは、相手の音を耳に入れて、さらに、それに対して思考したり、反応できる状態。

『聴く』状態になるには、ただ、相手の音が耳に入っているだけでは不十分。

そこからさらに一歩、踏み込んでリアクションしなければいけないんです。

まわりの音はなにを言いたいのか、分析してみよう!

「じゃあ、『相手の音を耳に入れながら反応できる』って、どんな状態?」

と思いますよね。

 

たとえば、即興演奏の場合。

以前、【即興演奏初心者が気をつけるべきコツはたった2つだけ。】という記事で、「即興演奏のコツは、周りの音を『聴いて』『考える』ことだ」と書きました。

即興演奏初心者が気をつけるべきコツはたった2つだけ!

 

というわけで、誰かの即興演奏を聴く機会があったら、こんな具合に気をつけてみましょう。

調性やスケールはあるか?

拍子はあるか? あるとしたら何拍子? テンポはどれくらい?

・強弱は?

・メロディ? それとも噪音?

・喜怒哀楽ならどれにあてはまる?

・色なら何色?

これらはほんの一例ですが、とくに最初の赤字のふたつはわかりやすいと思います。

つまり、相手の音楽を具体的に分析できるほど、耳と脳が集中しているということ。


これが『音を聴く』という状態です。

クラシック音楽のアンサンブルも同じこと

この『相手の音楽を聴いて分析する』という行動は、即興演奏に限らずどんな音楽にも通じます。

とくにクラシック音楽の場合、室内楽・オーケストラ・コンチェルト……さまざまなアンサンブルに応用することができます。

▶︎クラシック音楽と即興演奏の共通点についてはこちら。「クラシックができるなら即興演奏もできる!ふたつの音楽の意外な共通点

クラシックができるなら即興演奏もできる!2つの音楽の意外な共通点

 

即興演奏の場合、『聴く』ことを突き詰めると……

相手の音楽のなかから、実際には鳴っていないもうひとつの旋律や和音、リズムなどが頭の中で聞こえてきます。

その聞こえてきた音、それこそがあなたの弾きたい音、弾くべき音です。

▶︎即興演奏では「ほんとうに『弾きたい音』かどうか」が大事、というお話はコチラで詳しく書いています。「その音、ほんとに「これが弾きたい!」と思ってる?

その音、ほんとに「これが弾きたい!」と思ってる?即興演奏でははっきりと意思表明しよう。

 

どんな演奏をするときも、いっぺん、騙されたと思って『聴く』ことに全身全霊を傾けてみてください。

相手の音楽を『聴く』ことは、自分のなかの音楽を『聴く』ことでもあるんです。

まとめ:まわりの音から、あなたの音楽が生まれてくる。

即興演奏にしろクラシックにしろ、よく耳にする2つの問いかけ。

ATTENTION!

「どうやって弾けばいい?」→そもそも、本当に相手の音聴けてる? 相手のやりたいことを見落としてない?

「音を聴くってどういうこと?」→相手の音を耳に入れながら、自分のやりたいことは浮かんでくる?

 

でもこれって、音楽に励んでいるひとなら、普段からごくごく当たり前に行っているはずの行為なんですよね。

逆に言うと、即興演奏で『聴く』ことがニガテなひとは、普段の演奏でもアンサンブルがニガテかもしれないし、

普段の演奏でアンサンブルが得意なひとは、即興演奏でも自然と周りの音を『聴く』ことができている場合が多い。

 

どんな音楽でも、周りの音を『聴く』ということは同じような意味合いを持つし、同じくらい大事。

演奏をするときは耳をダンボに

これ、約束です。

 

それでは、また。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です