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即興演奏ってほんとに「なんでもアリ」なの?

こんにちは。

ヴァイオリン奏者の加藤綾子(@aknimp)です。

 

【ブログで即興演奏講座】今回は、

「『即興演奏は何をやってもいい』っていうけど、ほんとに『なんでもアリ』なの?」

という疑問にお答えしたいと思います。

 

即興演奏ってほんとに「なんでもアリ」?

先に結論から言っておくと、即興演奏は『なんでもアリ』ではありません。

 

「即興演奏」。

この言葉を聞くと、みなさん、どんな演奏を思い浮かべるのでしょう。

ジャズの? とかバロックの? とか思い浮かべるひともいるでしょうが、そこにひとたび「自由な」「フリーの」という形容詞がつけば、

「ああ、あのなんでもアリのやつねー……」

と思われるのではないでしょうか。

 

やるほうもやるほうで、

「即興演奏なんだから自分たちが楽しければなにやったっていいじゃん!」

と思っているひとがわりといます。

 

否定はしません。わたしも「【はじめに】いつでもどこでも、だれでも楽しめる!即興演奏を始めよう!」の記事でいいました。

一切の取り決めや制限を持たない」即興演奏だと。

【はじめに】いつでもどこでも、だれでも楽しめる!即興演奏を始めよう!

 

でも、ここで忘れないでほしいことがあります。

それは、

「あなたが行うのはあくまで『演奏』であり、『音楽』なのだ」ということです。

「即興演奏」だって音楽のうち。

つまりどういうことかといいますと――

ATTENTION!

確かに、「即興演奏」は何をしたってかまわない。

でも、「何をやるか」という選択は、

「これをいまやったら、きっと、もっとよい『音楽』が生まれる」

という理由、意志で行われるべき。

 

 

ただ「自分が気持ちいいから」というだけで、

とめどなくアイデアを垂れ流し、

まわりの演奏そっちのけ、

もちろん聴いているお客さんのこともそっちのけ、

ただただみんな好き勝手に思いついた音を出している――

 

これでは、もはや「音楽」とは呼べないですよね?

「音楽」を人に聴いてもらうためのマナー

制限とかルールとか、そういう次元の話ではない。

音楽をやる者として、最低限のマナーみたいなものだと、わたしは思っています。

即興に限らず、クラシックでもジャズでもなんでも同じこと。

あくまで「音楽」は「音楽」なのです。

 

「音楽」って、弾く人間と聴く人間、ふたつの立場があって初めて成り立つ芸術です。

聴く人間は自分の時間を使って、演奏者の音楽を聴いてくれる。

弾く人間だって、自分の時間と共演者の時間を使って演奏している。

 

そして即興演奏は、「音楽」という芸術のひとつの方法でしかありません。

 

ノイズ出しまくろうが叫ぼうが服を脱ごうが楽器を振り回そうが、それが本当に、「今自分がやっている音楽」がもっとよくなると思うのならやればいい。

実際、そういう方法ですばらしくかっこいい即興演奏をするひとはいます。

わたしもそういうの、大好きです。ただ、あいにく上も下も脱げません。

が、確固たる理由もないのに、ただ「なんでもアリだから」というだけで、まとまりなく好き勝手なことばかりしてしまうのは、そもそも「音楽」の本質に反しているんじゃないかしらん。

まとめ:即興演奏は「なんでもアリ」だけど「なんでもアリ」じゃないよ!

というわけで、

「即興演奏は『なんでもアリ』だけど、『音楽』であることを忘れないで! というお話でした。

 

わたしも大学時代、先生によく言われました。

いまの演奏、自分で聴いてたらどう思う?」と。

あなたがいま、生み出しているその音楽。

それ、ほんとに、「音楽」になってますか?

 

それでは、また。

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