2019/01/25(金)、リサイタル開催。
クラシック音楽

身長149cmのヴァイオリン奏者がハイヒールを履いたら、世界が変わった話

こんにちは。

加藤綾子(@akvnimp)です。

 

弦楽器にしろ管楽器にしろ、オーケストラでは座って弾くことが多いわけですが、

「恥ずかしくってあまりひとに言えないんだけど……おれ、椅子が高いと足が床に付かないんだよね……」

という方、いらっしゃいませんか?

「実はわたし、座ってるときはほぼつま先立ちで弾いてるんだよね……」

という方、いらっしゃいますよね??

 

というわけで、きょうは、身長149cmしかないチビなわたしが、

たっかいたっかいハイヒールを履いてオーケストラのリハーサルにいったら世界が変わった話をします。

人生24年目にして知った世界

ハイヒールを履いてみてわかったこと。

それはまず、

視点がたっかい。

 

いつも見上げて話していた人々と対等に話し合える快感。

いつも届かなかった電車のつり革に手が届く快感。

うつむき、スマホをいじっている人々のまつ毛の長さを見比べられる快感。

 

やみつきです。

(身長150cm以上の)みんな、いつもこんな世界を見ていただなんて……ずるい。

こんな世界、ワタシ、知らなかった。

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オケ椅子座りやすっ!

で、びっくらこいたのが問題のオーケストラのリハーサル中、椅子に座ったときですよ。

みなさん、こう教わりますよね?

「できるだけ座面の前に座って、足底をしっかり床に着けなさい」と。

 

ところがどっこい、身長149cm、座高××cmのわたしがちゃんと足を付けて座ろうと思ったら、身体と椅子の接地面がほとんどない状態。

他の座っている演奏者と比較して明らかに少ない(当社比)。

 

それが、きょうのリハーサルの快適なこと……!

足底、もとい靴底がきちんと床に付いているのに、おしりもちゃんと椅子にくっついていて、腰が据わった状態。

 

さらに驚いたのが、いつもなら3~4時間のオケリハを終えただけで痛んでいた肩が、ほとんど痛まなかったこと。

「肩や首周りが痛む人は股関節がうまく使えていない」

と聴いたことがあるのですが、わたしの場合はまさしくそれだったようです。

 

この長年の苦労はいったい、何だったのかしら……

わたしがハイヒールを嫌がっていた理由

とまあ、ここまで書いてきて。

そもそも、なんでわたしが、いままで高いヒールを履かなかったかというと、「痛い」とか「歩きにくい」とかいろいろありますが、

たっかいたっかいハイヒールなんて履いてたら、ヴァイオリン弾きにくいでしょ」

という先入観があったからです。

 

事実、やむを得ぬ事情により高いピンヒールを履いてヴァイオリンを弾いたことがあるのですが、もう、弾きにくいのなんの。

わたしの周りにいる先輩や先生方も、たっかいたっかいヒールを履いてると「脱げ」と言う人が多かったので、

[box class=”box3″]「ヴァイオリン奏者×たっかいたっかいハイヒール=」[/box]

という数式が、みっちり脳内に刷り込まれていたのです。

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座って演奏するならハイヒールも選択肢のうち

が。

あるオーケストラ公演でコンサートミストレスをつとめたとき、さる方からこんなアドバイスをいただきました。

「きみはピアノ椅子に座ると足が大変そうだから、もっと高いヒールを履いたほうがいいよ」

 

コンミスは当然、他のオーケストラ奏者から見えなくてはいけません。

なので、わたしはとくにピアノ椅子を高めに設定していました。

▶コンサートマスター/ミストレスの役割についてはコチラ。「コンサートマスター/ミストレスの仕事をこなすために必要な17のこと

 

が、そうなると足が届きにくい。つま先立ちとまではいかずとも、おケツとピアノ椅子の接地面はもうギリギリ

そんなわたしのチビた苦悩を見越してのアドバイスだったのですが、当時わたしは、

「でもなあ……演奏するのにハイヒールなんて履いてきたら、誰かに怒られそうだしなあ……」

と、なかなかハイヒールを履く決意ができなかったのです。誰かって誰だよ。って話ですが。

音楽やってても、ハイヒール履いたっていいじゃない

ということで、おチビなオーケストラ奏者のみなさん。

ハイヒール、試してみる価値アリですよ!

もちろんピンヒールなんて履く必要はないです。今の時期ならブーツですかね。

 

オーケストラのリハーサルがキツい日々とはこれにてオサラバです。

 

それでは、また。

ABOUT ME
加藤 綾子
フリーランス音楽家という名のフリーター。 後ろ向きだっていいじゃない 人間だもの あやこ という意識の低さで生きている。ヴァイオリン演奏・ライティングなど、お仕事のご連絡はこちらにお願いいたします。ayakokatovn@icloud.com
「コンプレクス。」2019/01/25(金)開演