ヴァイオリン

ガット弦のメリットとデメリットについて完全に主観でまとめてみました。

こんにちは。

加藤綾子(@akvnimp)です。

 

ヴァイオリン初心者の方は、弦選びに悩むことが多いと思います。

「スチール弦」「ナイロン弦」「ガット弦」の三種類がありますが、このなかでも、特に扱いが難しいとされるのが「ガット弦」です。

が、わたしはヴァイオリンを始めてからこの方、E線以外はずーーーーっと、ガット弦を使っています。

 

というわけできょうは、ガット弦のメリットとデメリットについて、個人的価値観でまとめてみます。

「ガット弦、気にはなってるんだけど……」というあなたの背中を押せたら幸い。

はじめに:ガット弦は扱い難い?

さて、そもそも、本当にガット弦は扱い難いのか? という問いについて、先にわたしの結論を書いておきます。

ぶっちゃけ、

慣れ

です。

わたしも途中、他の弦を試したりもしたのですが、結局ガット弦に戻ってきました。もちろん、楽器との相性もありますが……

番号順に、①がゴールドブラカット、②がオイドクサ、③④がオリーブです。

 

というわけでまずはメリットから行ってみます。

スポンサーリンク

ガット弦のメリット

音色がいい

やっぱり、音色が違います。端的に言えば深い音色がします。

ガット弦の音に慣れると、ナイロン弦の音がなんだかチューナーの音みたいに聴こえてきます。

たしかに優秀なナイロン弦が増えてきていますが、今のところわたしの楽器にはガット弦が合っているようです。

使用できる寿命が長い

体感、がんばれば半年くらい。

時期によっては早くて3ヶ月ということもありますが、大体4〜5ヶ月くらいは持ってくれると思います。(一般にナイロン弦は3ヶ月程度だと言われているようですね)

 

本番が多くなってくる音大生・社会人にとって、これは大きなメリットになります。

しょっちゅう張り替えることになると、その度ごとに弦も楽器も調子が変わるわけです。

でも、ガット弦は持ちがいいぶん調子の変化も緩やか。

個人的にはオリーブのほうが持ちがいい気がします。オイドクサのA線はダメになったときのダメダメっぷりがわかりやすくダメダメです。

ガット弦のデメリット

値段

高価です。

高いっス。

ドミナントのD線が3000円くらいに対して、オリーブのそれは6000円。確かにびつくり。

でも、持ちがいいのでプラマイゼロじゃないかなあ。

調弦

狂いやすいです。これは本当。

ガット弦を使う場合、さらに気温・湿度管理が重要になってきます。

コンサート会場は往々にして乾燥していることが多いので、ダンピットは欠かさずに。

とはいえ、コンチェルト一曲、途中でチューニング挟まずに演奏するくらいなら何とかなります。何とかしました。

▶チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を全楽章通した時の話はコチラ。「1年前のきょう、わたしはコンチェルトのソリストだった。

オーケストラのときは、やばい!と思ったら左手で弦の付け根をググッと。

ブラームスの交響曲第1番の第4楽章とか、テーマが戻ってきたころにバレちゃうんですよね……

▼オーケストラでも弦の構成は変えていません。例のソロは21分50秒あたりから。

[youtube]


[/youtube]

 

ただ、どーせどんな弦でも長期戦だと狂ってきます。初めから多少の狂いは計算に入れて演奏しちゃえばいいのです。

スポンサーリンク

その他:ガット弦雑学

張り替えた古い弦は捨てずに、予備としてキープ!

バチーンと弦がイッてしまったときは、使用済み、つまり既に伸びている昔の弦を使いましょう。

ナイロン弦と違い、予備の新品を張ってもとっさには調弦が合いません。

ネジを回して弦を伸ばしても瞬く間にびよーーーんと戻ってしまいます。

弦を張替えるときは、くれぐれも古い弦を捨てず、予備としてキープしておきましょう。

シルバー巻きかどうかで、楽器全体の響きが変わる

これは個人的な体験。

いま、わたしはD線にオリーブのシルバー巻きを使っています。

以前はシルバーでないオリーブでした。

ところが、たまたま楽器屋さんで「張り替えるなら使ってみる?」と言われて試し弾き。

お、D線いい感じじゃん、と思ってなんとなくG線を弾いたら、もう、ぜんぜん鳴りが違いました。

 

シルバーに変えただけで、弦全体、楽器全体の響きが倍増したんですね。

それ以来、わたしはD線にはシルバーを使っています。同じオリーブでも、シルバーか否かでガラッと変わることもありますよ、というお話。

まとめ:ガット弦の音色が好みなら、一度は試して損はしない。

結局、弦って楽器との相性・あなたの好みの問題になってきます。

わたしはたまたま、初めからガット弦に慣れていたので、他のものに変えても違和感が拭えなかったり、そもそも種類を変える必要に迫られませんでした。

が、もしあなたがいま、自分の弦にお悩みなら、「ガット弦は扱いづらい」という先入観を捨てて、ぜひ一度試してみてください。

そうして、もしガット弦が気に入ったなら、恐れず使ってみてください。

お値段も張るしすぐに機嫌が悪くなっちゃうけれど、頼れる相棒になってくれると思います。

 

▼その他、ヴァイオリンの演奏法や楽曲について知りたい方は、コチラのまとめも参考になさってください。

[kanren id=”1739″]

それでは、また。

ABOUT ME
加藤 綾子
フリーランス音楽家という名のフリーター。 後ろ向きだっていいじゃない 人間だもの あやこ という意識の低さで生きている。