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「運命の人」に出会った日。

こんにちは。

ヴァイオリン奏者の加藤綾子(@akvnimp)です。

 

あなたには、「この曲をさらっていると、なんだか特別な気分になる」という作品はありますか?

どんな曲だって特別な気分になるでしょ、と言われればそれまでです。

でも、たとえば、

「この曲を弾いていると、なんだか天国に近づいてる気がする……」とか、

「この曲を弾いていると、なんだか『生まれてきて、すいません』って気持ちになる……」とか、

そういう感覚になる、いつもより自分が一次元アップしちゃう、みたいな作品。

 

もしそういう作品があったら、それはあなたにとって、生涯向き合うことになる音楽──つまり、「運命の人」かもしれません。

練習曲はずっと勉強しなくちゃいけないけれど…

ちなみに、一生やっていかなくちゃいけない作品といえば、何はともあれ練習曲ですよね。

あとは音階とか。ボウイング練習とか。

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これらはもちろん、ずーっとずーっと練習し続けなくてはいけないもので、ヴァイオリン人生における伴侶みたいな存在です。

でも、そうではなく、「この曲はわたしをどこか高みに連れて行ってくれる」と尊敬できる、いわば「運命の人」みたいな、そんな作品に出会ったこと、ありませんか?

(伴侶だって『運命の人』?……言葉の文だと思ってください。不倫はよくないです不倫は)

バッハの作品で正座したくなる、あの感覚

でも、たとえば、先ほどの記事でも紹介していたバッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品

わたしにとって、この作品は、ちょっとページをめくって、「きょうはこれやってみようかな」と音を出しただけで、なんだか背筋がしゃん、とします。

これはけっこう共感してもらえる人も多いと思います。

バッハの作品って、ヴァイオリンのものに限らず、薄皮一枚触れただけで「あ、このままじゃいけない」と、身を清めたくなる雰囲気があります。

受難曲なんて聴こうものなら、正座せずにはいられません。

「運命の人」からはよいエネルギーがもらえる。

たとえば、とっても音楽が素晴らしくて、人柄も素晴らしい、そんなハイパー尊敬できる音楽家がいらっしゃったとします。

そんな人と一言お話したり、ちょっと同じ部屋にいたりするだけで、よいエネルギーがもらえる。なんだか明日くらいまでは元気でいられる。

それと同じことが、古今東西存在する音楽作品とだって、起こり得るんじゃないかしら──と、最近わたしは感じています。

 

どんなに落ち込んでいようが、

どんなにやる気が出なかろうが、

この作品と向き合うと、ぜんぶ忘れられる。そんな、尊敬すべき作品が。

「運命の人」に出会うそのときまで

「まだそんな作品にであったことないよ」というアナタ、ぜんぜんまだまだ焦らなくてだいじょーぶです。

わたしだって、そんなこと、きょう、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番の「Fuga」をさらうまで気がつきませんでしたから。

今までなんとなく「バッハは特別」と思っていたけれど、その「特別」の所以は、ムズカシイとかヴァイオリンの基礎とか、そういうことではなく、いま書いてきた「運命の人だから」なんじゃないかしら。

何度もやっている曲なのに、きょう、ふと気がつきました。不思議なものです。

 

ここまでお読みくださったあなた、いかがでしょうか?

あなたが「運命の人」と出会った日は、いつですか?

それでは、また。

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