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コンクールを受けよう!音楽家がバランスの取れた活動をしていくために必要なこと。

どうもこんにちは。

ヴァイオリン奏者・加藤綾子(@akvnimp)です。

 

音楽活動にはいろんな「活動」がありますよね。

仕事とか、練習とか、宣伝とか。

そういった「活動」のバランスを取るために、コンクールやオーディションのような「競い合う場」は必要なんじゃないか?

そして、

「活動」のバランスをうまく測れず、忙殺されるような音楽家は「プロ」とは呼べないんじゃないか?

きょうはそんな、我ながら胃が痛くなるお話です。

音楽家の仕事や活動のバランスって偏りがち。

ブログを始める前後、7月頃からこっち。

わたしは「ソッキョーソッキョー」と電波に乗せてわめき続け、ありがたいことにたくさんのライブ、そしてワークショップの開催を二度も行う運びとなりました。

▶即興演奏のワークショップについて詳しく知りたい方はコチラ。「即興演奏ワークショップ・セッションのご案内

また、今年4月から、とあるオーケストラ研究機関にも所属しておりまして、曲のレパートリーもそこそこ増えた気がします。

 

そんなこんなで10月も末。

ちょっと落ち着いてきたので今年の自分を振り返ってみました。

すると、気がついたのです。

それは、

「コンクールやオーディションなど、競い合い、自分の演奏を評価してもらえる機会が激減した」

ということ。

 

ごくごく当たり前に挑戦して玉砕していた「競い合う」場に、ここ一年ほど、めっきり近寄らなくなっていました。

音楽家として仕事を始めたいまだからこそ、競い合う場が必要!

なぜか。

理由は至極単純で、活動や仕事が忙しくなってきたから。

「いや……でもほら、もういいお年頃だし……それだけお仕事もらえてるって、悪いことじゃないよね? ね?」

などと自分をごまかしそうになりますが、もうすこし現実とにらめっこ。

 

活動の合間を縫って、細々とソロの練習をしている最近。

やっぱり、自分の演奏がどんどん荒れてきているのがわかります。

細かいところのケアや、音色のバリエーションが乏しい。

音程が悪い。

ちょっと激しいところになるとすぐ音が潰れる。

弓が意味もなく大振りになったり、反対に、スカスカにうすーい毛の量しか使えていなかったり……

そろそろソロを弾かなければいけない本番が近づいてきたのもあって、なんだか、

「わたしの演奏ってこんなんだったっけなあ……」

と意気消沈することもしばしば。

 

正直、

「なんだかんだ仕事もあるし、やりたいこともできたし、いまさらコンクールとか受けなくたっていいや」

そんな考えにぬるっと染まりつつあった、この半年。

 

でも違うんです。

こういう「競い合う場」って、活動し始めたいまだからこそ必要なんです。

▶学生から社会人へ、活動を始める時期の変化について考えたことはコチラ。「大学院卒業を目前にして思うこと

自分を明確に評価してもらえる!

当たり前ですけど、コンクール・オーディションというものは「結果」があります。

順位や合格といった、明確な「結果」が返ってきます。

 

裏にどんなやりとりがあったにせよ、第三者から自分の演奏に対する率直な「結果」を与えられるというのは、モチベーションにつながります。

ものによっては講評がもらえたり、点数が公開されることもありますし。

もちろん、「なんで!?」とブチ切れたくなる結果もザラです。

審査員の好みなんてこっちはわかりませんし、そんなひとが5~6人いたら、そりゃ、納得いかない「結果」が出ることもあります。

 

 

でも、もし自分の演奏と審査員の価値観がピタリとはまって、評価してもらえて、結果が出たら、そのときには絶対、あなたの大きな大きな自信となるはずです。

褒章として演奏会に出演できたり、協奏曲のソリストをさせてもらえることもあります。

▶わたしが協奏曲のソリストを務めたときも、学内のオーディションを受けて合格してのことでした。「1年前のきょう、わたしはコンチェルトのソリストだった。

また、順位がつかなくても、思いがけないチャンスがめぐってくることだってあります。

 

ね。コンクールってわかりやすいよね。

ソロの本番が増える!

ちょーシンプル。まんまです。

でも、人間、いやとくにわたしは、本番がないとどんどん怠けてしまうんです。

 

コンクールやオーディションの場では、

身内でも知り合いでもない「誰か」が、

先入観抜きの冷徹な目で、

自分の演奏を見定める。

控室で隣り合うひとは誰であれ「ライバル」で、

お世辞を言ったり激励しあうことなんてありえない。

そんな場に出ると決めたら、人間、イヤでもお尻に火が点きますよね

それに、練習すればするほど、それだけで自信がついてくるものだと思います。

▶「なぜ練習するのか」詳しく知りたい方はコチラ。「自信が欲しい。だから練習する。

レパートリーが増える!

そんなわけで、ひとたび「コンクールを受ける」と決めれば、練習します。必要な曲を譜読みします。レッスンも受けます。運が良ければよい「結果」が出ます。

そして、必然的にレパートリーが増えます

 

普段、レッスンをしたり、オーケストラに乗ったりしていると、曲のレパートリーにどうしても偏りが出てしまいます。

でもコンクールに出場すると、課題曲があったり、一次と二次で違う曲を弾かなきゃいけなかったりします。

同じオーディションでも、プロ・オーケストラの入団試験では決まった課題しかさらいませんよね。

 

とくに、仕事をこなしていると圧倒的にさらわなくなるのが、コンチェルトあるいは無伴奏ものの「ソロ」、もしくは「ピアノとのデュオ」

とくに、後者はピアニストが大変なので、よほど信頼できるパートナーがいないとおいそれと挑戦すらできません。

▶ピアノとのデュオがなぜ大変なのか知りたい方はコチラ。「初めての室内楽にオススメ!ピアノとヴァイオリンのデュオ作品をご紹介

コンクールの課題曲に入っていようものなら、「コンクールの伴奏なんて朝飯前よ、なんでもかかってこいや!」みたいなピアノの先生を探さないと厳しいものがあります。

 

高い伴奏費を払って先生にお願いし、謝礼を払ってレッスンを受けて、高い受験料を振り込んでコンクールを受ける。

こんだけ手間暇+お金が掛かっていたら、新しいレパートリーの1曲や2曲、増えないともったいないですよね。

まとめ:バランスのとれた音楽家として、仕事や活動をしていくために。

やっぱり、人と「競い合う」場に出るということは、相応のメリットがあるのです。

大学時代、先生や先輩からそれはそれは脅されました。

「仕事をやり始めると下手になるよ」

って。

おっしゃるとおり。

だって、学生時代の自分が見たら信じられないくらい、ソロの練習をしていないし、本番をする機会もない。

最低限の練習はもちろんしてますけど、「それ以上」でも「それ以下」でもない。

「自分の音楽」というものに、じっくり向き合う時間が圧倒的に少ない。

 

でも、ほんとにほんとの「プロ」と呼ばれるひとたちは違う。

毎日毎日おびただしい仕事をこなしながらも、オーディションやリサイタルや、いろんな方法で、自分のお尻にせっせと火を点けて生活している。

わたしの師匠さまも、先輩がたも、みーんなそう。

「下手にならないよう」バランスを取って活動しています。

仕事や活動に忙殺されるような音楽家は「プロ」ではない。

自分で自分のお尻に点火して、そうして、ほんとに胸を張って「プロです」と言えるようにならなきゃいけない。

 

そんなことを胸とお尻に刻み付けて、気を引き締めていきたいと思います。

それでは、また。

おまけ。

ちなみに、いまこの時期(10月)に「ヴァイオリン コンクール 2017」と検索してみました。

 

 

 

 

みなさん、コンクールのご利用・ご計画はお早めに!

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